O miharu

男の僕と女の僕。記憶は同じ!?

ジャンル: Novel 記事作成日: 2023/10/26 タグ: 記憶が通じてる、小説、オリジナル

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本題

これはフィクションです。ですが、登場人物は実在する人物を参考にしています。そして、過去の作品なので、個人的な文書が多く含まれています。ご了承ください。改めてこの小説を読んだのですが、恥ずかしい...。

現実味上昇情報の提供元:ChatGPT 4、学校教師、その他記事

はじまり

僕の名前は堂村 とうま。高校1年生の男の子。学校にはあまりなじめないけど、クラスメイトで浮いているわけでも無い。学校では平凡な時を過ごしていた。

そんなある日、朝起きると、なんだか体に違和感があった。自分の体を触ってみると、とてもすべすべしていた。右を見てみると、寝ている僕がいた。僕は驚いて寝ている僕を起こした。すると、寝ている僕は目をしょぼしょぼさせながら目を覚ました。そして寝ていた僕は僕を見るや否や目を大きく開けて驚いたようにも見える。その時、僕の記憶には女の子の姿があった。さらに、その女の子を見て驚いている感情も記憶にあった。(えっ…なんで見てもいない方向の記憶が…?女の子…?) そんな疑問が頭に浮かんだ。すると、右隣の僕が言葉を放った。「もしかして、あなたって俺?」その言葉の意味は言われてすぐに分かった。そう、僕は、いや僕たちは、記憶が繋がっている男女となったのだと。

そこから1分程たち、一度体を起こした。そろそろ、この状況を冷静に考えてみようかと思ったからだ。分析してみると、僕たち2人は記憶が受け継がれるが、感情や思考は同期していない。しかし、記憶が似ているため、殆ど感情にズレは起きない。でも、思考が同期していないことで、2人で2つのことを考えることが出来ることに気付いた。例えば、僕はスマホを3台持っている。そのうち2台でSNSやYouTubeを2人で別々で見てみる。面白いSNSを見ると、その見ているほうだけが笑って、悲しい動画を見ている方は、その見ているほうだけが涙を流す。記憶が受け継がれているので、どちらで見た内容も記憶することが出来るようだ。これは効率が2倍になり、これからの生活が良くなるなと思った。さらに、僕たちは渡したい記憶を管理できるようだ。理由はわからないが、僕たちは特殊な能力と、もう一人の自分を手に入れることができた。

そんな甘い考えも束の間。僕たちは気づいた。女の僕は女物の服がない。つまり、今の女の子の僕は男の僕のパジャマを着ている。そして、今日は水曜日。学校があるため、男の僕は学校の支度を始めなければならない。女の僕はどうすればいいのか。出来ることなら、2人して登校したい。理由は明確、クラスメイトに見せびらかしたいからだ。僕は思う。『中学の頃に着ていた服を女の僕に着せて学校に行こうかな。』と。

そして着替え終わった2人。女の僕は男物の学生服だが、案外悪く無い。僕も制服を着て、準備は完了。靴は登校靴といつもの靴を履いて、学校へ向かう。そういえば、女の僕には名前がない。少し考えてみた。僕がしっくりきそうな名前として、みはる、にしようと思う。

学校へ

そして学校の前へ到着。僕の隣には美女。なのにその美女が僕って、ありえない経験だなと感じた。学校室内に入ったと同時に、教師たちに「あなた誰ですか?」と言われる女の子の僕。「みはるです。元の名前はこの隣にいるとうまって名前です。」意味が分からないと言わんばかりの表情をしている教師。「えーっと…どういうこと?」僕「今日の朝目を覚ましたら僕が2人いて…勢い余って学校に来ました。後、僕たち記憶が通じ合ってます。」僕でも意味が分からない。教師は「あー…一度学校の主任に話を聞いてみて、あなたの存在が認められるか、確認させてほしい。」僕「はい。」教師「その間は私と教室にいこう。おふざけでもなさそうだし。」

こうして、学校の第一関門を突破。ようやくクラスメイトと会える…とか思っていると、女の子の僕の顔を見るや否や通りすがりに「誰!?」と言われる。「はは…」としか返せない僕。階段を登り、僕の教室は目の前。ドアを開けて「おはようございまーす。」先に僕から。みんなは「「おはよ~」」と返している。その次に、女の僕が「おはようございまーす。」と同じ口調で言ったら、「えっ誰!?何新しい転校生!?は?」と驚くクラスメイト。「あはは…俺だよ…」と男の僕は口をはさむが、クラスメイトは「え~!名前何?教えて~!」と追い詰められる。女の僕は「み 、みはるです…。」するとクラスメイト「よろしく!」とめちゃめちゃフレンドリーなクラスだな~と思った。

ただ、まだ自己紹介が浅い。「えっと~…」男の僕が何かを喋ろうにも女の僕に注目が行き過ぎて声が届かない。「あの~」試しに女の僕が喋ってみた。「ん?どした~?」女の僕「自分…女のとうまです…」するとクラスメイトは「…ん?」困惑している。女の僕が「なんか朝起きたら体が女になってて、横見たら自分がいて。」というとクラスメイトは「えっそれほんと!?」と男の僕に詰め寄る。「ほんとほんとw」と返すとまたクラスメイトは「…え?いや自分が居たって何?」と女の僕の顔を見て頭がこんがらがりそうな様子。「えっとね…」僕は教師に伝えた内容をそのまま話す。内容は省略する。するとクラスメイトは「え~~!いやどういうこと?」と返され、思っていた結果と違ってもうダメかもしれないと思った。少し恥ずかしくなってきた。かと思ったが「まぁ大丈夫!それが本当ならそれでいいじゃん!というか羨ましいしw」と凄くありがたい反応をいただけたので、僕たちはほっとした。「あと…男の俺と女の自分が座る場所ってどうする?」と聞くと「適当にお前の上にみはるちゃん座らせれば良いっしょ」という結果が返ってきたので男の僕の上に女の僕は座った。めっちゃじろじろ見られる僕たち。「…どうした?」と聞くと「いや~不思議だな~ってさ。」まぁ確かに不思議で仕方ない。そして、さっきまで男の僕と女の僕と書いたが、少し見づらいので名前で振り分ける。

仲を深める

1分ほど経ったその時、クラスメイトに容姿について質問をされた。「そういえばなんで女なのに男の制服なの?」とうま「それは簡単に言えば女物の服がないからね…w」クラスメイトは「なるほどな~」と納得した。

そうこうしているうちに、朝休みが終わった。朝礼の始まりだ。そこにやってきた担当の先生が僕たちを見て「えっあなた誰ですか?」と言った。同級生が「とうまが分身したみはるっていう人です!」とカバーをしてくれる。先生は「えーっとね…どういうこと?」同じルートをたどりそうで困ったなと思う僕たち。とうまは「えーっとですね…」以下紹介なので省略。「なるほど…とりあえず朝礼しますか。」ということで、僕が2人いること以外は殆ど普通の学校生活が始まった。

「朝礼を行いまーす。お願いしまーす。」と日直が指揮をする。とそこに先生が「あーちょっとまって堂村さん、机といすあるから、隣に座ってほしい。大丈夫?」と呼びかけられた。「大丈夫です」とみはるが返す。女の身になって思ったのは、意外と声が響いて届きやすいなと感じた。「「おはようございます!!」」挨拶をした。日直が指揮をする。「出席確認をしまーす。大森さーん。」「はーい」「子安さーん」「はーい」順調に呼称を続ける。そして、僕の番になった。「堂村さーん」苗字だけしか呼ばれてないから、2人で同時に返事をしよう。「「はーい!」」さぁどうなる。「赤八木さーん」「はーい」ガン無視!!!!僕同士で顔を見あってしょんぼりした表情をする。その後は順調に朝礼が進んでいった。「これで朝礼を終わりまーす。ありがとうございましたー。」なんか思ったより普通なのかもなと思った。

友達に教える

そして、次は授業になるが、そこでも楽しみが隠せずにやにやが止まらない。僕の学校は僕たちが教室を移動して授業を受けに行くスタイルだ。そのため、クラスメンバーのほかにグループメンバーという概念も存在する。そして僕は、そのグループメンバーにもみはるを見せてみたいな~と思い、みはるを謎におんぶして向かった。教室についた。けど、まだ誰もいなかったので、おんぶはやめて逆に知らんぷりしておくことにした。教室が閉まってるので、空いた瞬間にさっきまでぼーっとしてたはずのみはるが突然教室に入るという作戦だ。

「おっ堂村くんじゃん!早いね~」「やっほ~」と早速グループメンバーが集まってきた。「やっほ~」と返すと、「堂村くん今日はやけにうれしそうだねwどうしたの?」と聞かれる。あまりに楽しみで顔に出てたみたいだ。「まぁ後で教えれるから、あとでね」と返した。「え~もしかして誘ってる?w気になるな~」と少しじゃれ気味に接しているグループメンバー。こういう雰囲気が嫌いじゃない。ちなみにみはるはドアの反対側から少しずれた場所に体を持たれてる。グループメンバーと僕はドアがある方の壁にもたれている。ただ、この学校は全学年が教室を移動するルールのため、反対にいるみはるを見てもほとんど違和感がないようで気づかない。

そして3分ほどして教師が到着し、ドアを開けた。そしてグループメンバーはぞろぞろと入室する。そしてここでみはるも後ろから入出する。するとみんなはすぐ後ろからの僕に気付き「あれ?どうしました?ここ12グループの授業ですよ!」とグループメンバーが指摘をした。「あっ…あの~…」そう、実はここからどうすればいいかを考えていなかった。ので、みはるは思い切って何かを言ってみる。「自分1年のみはるです…。最近学校来るようになって…。」ちょっとキャラ違うのを感じたけど、どうにか自己紹介は成功。メンバーは「えっ君この学校にいたっけ…えーっと…覚えてなくてごめん」と少し申し訳ないなと感じた。そこで僕のクラスメイト兼メンバーが代わりに紹介をしてくれた。「この子は堂村くんの…なんていえばいいんだろう。」メンバー「堂村くんの?」クラスメンバー「あの、堂村とうまくんと堂村みはるちゃんっていう、なんか兄弟みたいな関係の人で…」とある程度紹介が済んだ瞬間グループメンバーは「ええぇぇぇぇぇ!?堂村くんって双子だったん!?って顔似てなくない!?」や「え~~~うそでしょ」など少し誤解があるが、それ以上に驚きを隠せないメンバーだった。みはるが喋る。「自分…朝起きたら女の子になってて、横見たら男の自分がいて…そのまま学校来たって感じで…。」と言うとグループメンバーは「えっ?えっ?じゃあ今いる堂村くんは…?」と質問。みはるは「それで、とうまとみはるは記憶がつながってて、今どっちが何考えてるかがわかるって感じ。」グループメンバー「…えっどういうこと?w」やばい、ループにはまった。以下説明のため省略。そして、「え~っ!本当に言ってる!?」「おお~」と少し信じてもらえたみたい。「記憶がつながってるってどんな感じなの?」と親しんでもらえそうな雰囲気がやってきた。「記憶は見たいときにもうひとりの自分のことを念じるように考えるか、驚いた時とかにその記憶だけ移る感じかな~。」と説明した。「「へぇ~」」「すごいなぁ」と結構興味持ってもらえているようだ。うれしい。みはるが「多分今日からお世話になるから、よろしくね。」と念のため挨拶をした。するとみんなは「「よろしく~!」」と温かい返事をもらえた。こうして学校になじめてきた僕たち2人。ここから様々なことに挑戦してみようと思う。

「「お願いします!」」授業が始まった。ここでは国語の授業を受ける。教師は「今日はこのページのここからここまでの内容を書いてまとめてね~」ということらしい。僕たちは2人いるから、何か効率化できないかな…と試行錯誤してみる。まずやってみたのが内容を読んで、もう一人が書き写すというもの。少し進めてみたが、よく考えたらもう片方が書けないから意味がないということで断念。次は1行1行を2人でばらばらで読んで同時進行しようと思ったけど、それはそもそも意味がないなということで、国語では地獄の書き写しをした。

「「ありがとうございましたー!」」そして授業が終わり、次は数学だ。グループで移動をする。そこでグループメンバーは少し気になったことがあったみたい。「そういえばさ、2人で勉強しに来てるけど、記憶がつながってるならあまり意味なくない?」それはそうだなと僕は思った。「だよね…ちょっと次の科目では近くの席に座ろうかな。そんで1枚に2人で書くっていう…」メンバーは「卑怯じゃない!?w」と突っ込みが入った。なんやかんやで授業が始まる。「「おねがいします!」」数学では少し自信がある。なぜかというと、今回の数学の最初は前回の復習で、計算をするだけの場合、1問と2問を2人でやって、答えを共有すればいいからだ。そしてプリントが配られて、計算開始。僕たちは解き続け、みんなの2倍速く計算が終わった。「終わりました~」と報告する。みんなは「…早すぎじゃない!?」とちょっと気まずいかと思ったけど、「いや~本当に記憶つながってるのか~…すげえなぁ」と言われ少しうれしくなった。

教室で食事

そんな様子で授業は終わって、給食が始まった。そして先生から一言「堂村さーん。給食どうするー?」と呼ばれた。そういえばみはるは勝手に2人で来ただけの、部外者だったことに気づいた。「あーとりあえず2人で食べます。後はおかわりでどうにか…。」ととうまは返した。先生は「なるほど、それでいいならそうしましょう。」と意味深な内容を返した。「「えっどういうことですか?」」とうまとみはるは声が被った。


学校から帰ってきた。初めての2人で行った学校は、とても奇抜で楽しかった。家にはまだ誰もいない。みはるととうまはゆっくり過ごすことにした。当たり前だが、僕たちの記憶はつながっている。そのため、2人で居ても話題は捗らず、ただ存在するだけ、みたいな状況だ。すごく暇なので、とうまはみはるの頭を撫でてぼーっとすることにした。すると、謎に落ち着く2人。(何となく撫でてみたけど、こんなに気持ちよくて落ち着くのか…!)なんて思考を共にした。何せ彼女がいないとうまは、女子の頭を撫でることに喜びを感じた。